2006年8月29日火曜日

SHE DOESN'T HAVE TO SHAVE

スクイーズの楽曲の中でもクリスがこの歌詞をとても自慢にしているのと反対にグレンはこの曲に思い入れが全然ないみたい。この曲は歌詞が評価されがちだけど、この曲をスペシャルにしているのは、めっちゃポップなメロディとなんといってもそれを歌うグレンの唯一無二のヴォーカルだと思う。ほんとグレンってあの声で歌われたら、メロメロになっちゃうよね。最後の方でコーラスがはいってくるのも最高だし。

昨年来日した時、グレンは「よくこの曲はリクエストされるんだけど、あんまり歌わない」と言っていたし、「だいたい歌詞を覚えてない」とも言っていた。で、ちょっと考えて、ファースト・ヴァースはなんとか歌えるけど2番目が覚えてない。最初の1行でもわかれば全部思い出せるんだけど、と言うから、そりゃー「her eyes like a pool with a newly wed tears・・」じゃないの、と私が言ったら(実はちょっと間違っているけど私はそんなふうに覚えていた)「そうだ! それが正しい」とグレンは一瞬喜んだんだのであった。でも結局それ以上は二人とも思い出せず、最終的に歌詞をプリントアウトしにホテルのインターネットに走ったのであった。(in 大阪 2004)

生理痛の曲といえば、今年ブー・ヒュワディーンが発表した「ハーモノグラフ」の1曲め「THE GIRL WHO FELL IN LOVE WITH THE MOON」も同じだけど、こっちはブーに直接聞かないかぎりは生理のことを歌っているとはとても思えない。こっちもブー得意のきれいな3拍子のメロディとブーのヴォーカルが圧倒的にロマンチックだ。この曲ものちほどタイコウチさんが素敵な訳を載せてくれるでしょうから、お楽しみに。

野崎洋子

英文の歌詞はこちら