2006年9月26日火曜日

A MAN FOR ALL SEASONS

スクィーズが活動停止中の84年に発表されたデュオ名義の「DIFFORD & TILBROOK」から、自分は職を失って、バリバリ働く奥さんに食べさせてもらっている主夫の困惑を、軽快に歌いとばす(?)「A MAN FOR ALL SEASONS」です。個人的には、ベスト・アルバムにも入れて欲しかったポップな名曲だと思 います。

タイコウチ


「いつでも暇なお気楽男」

いまやぼくの彼女はズボンをはいている
そしてぼくのシャツはしわくちゃなまま
靴をはけば左右がちぐはく
ぼくも解放された気分になってもいいはずなのに

きみを喜ばすことすべてがぼくの喜び
きみを必要とするありとあらゆる力
もうぼくはきみを養っているなんていえない

いまでは彼女が会社勤め
ぼくはといえば失業中
彼女に煙草を買ってもらっている
むかしは球を打つバットだったけど
いまでは打たれるボールさ

夕食を作れば全部こがしてしまうけど
いっしょうけんめい覚えようと努力してるんだ
もうまったく甲斐性がなくて困ったもんだね
オールシーズン、いつでも暇なお気楽男

今はだめ とても疲れているから
わたしの皿にはやることが大盛りなの
今はだめ それははるか遠くから聞こえる叫び声だった
そして門にはかんぬきがかけられた
オールシーズン、いつでも暇なお気楽男

いまや家の中はガレージのよう
ぼくの部品がばらばらに部屋に散らばっている
ぼくはもうひとりの新しい自分を組み立てようとしいる
お昼寝もちゃんとする

パーティーは全部きみのために開かれる
お客さんはみんなきみの知り合い
ぼくはいまきみのためにこの家庭を築こうとしているんだ

オールシーズン、いつでも暇なお気楽男

(訳:タイコウチ)

英文の歌詞はこちら