2008年12月31日水曜日

FOOTPRINTS

1987年のアルバム「BABYLON AND ON」に収録されたこの曲も、ライヴでは定番曲の1つで、2007年の再結成後のツアーでも演奏されています。最近出た「BBC SESSIONS」にも入っていましたね。

さて、歌詞の方は、いつものネタ帳(笑)「SQUEEZE: SONG BY SONG」によると、当時病的な浪費癖のあったクリスの自伝的な告白となっているようです。金に飽かして羽目を外した夏が過ぎ、ふところ寂しく冬を迎えようとしている歌い手の心象を、「(夏の)浜辺に残した足跡に、(冬になった)いまでは霜が降りている」というサビのフレーズが鮮やかに表わしています。

タイコウチ


「浜辺の足跡」

調子に乗ってすっかり散財してしまった
手元に残ったのはほんのわずかのお金
ずいぶんパーティーを開いたし、暇もありすぎた
すっかり怠け癖がついて、支払いも滞っている

もう夏も終わり、そろそろつけが回ってくる季節
浜辺に残した足跡に、いまでは霜が降りている
もう夏も終わり、そろそろつけが回ってくる季節
浜辺に残した足跡に、いまでは霜が降りている

僕たちは互いの心奥深くに傷跡を残した
パーティーはもう終わり、家に帰る時間
大聖堂は空っぽで、家には誰もいない
冬が近づき、楽園の到来は先延ばし

もう夏も終わり、そろそろつけが回ってくる季節
浜辺に残した足跡に、いまでは霜が降りている
雨は降りやまず、みんなは途方にくれている
浜辺に残した足跡に、いまでは霜が降りている

いろんな人に電話をかけて、何マイルも歩きとおした
「フリントストーン」を見て、ダイアルを回し
ビートを感じる新しいラジオ局を探した
そんな毎日も終わり、冬が始まろうとしている

もう夏も終わり、そろそろつけが回ってくる季節
浜辺に残した足跡に、いまでは霜が降りている
傘をさした人たちが霧の中に消えていく
浜辺に残した足跡に、いまでは霜が降りている

(訳:タイコウチ)