2008年11月25日火曜日

PICKING UP THE PIECES

アルバム「DIFFORD & TILBROOK」では、「LOVE'S CRASHING WAVES」のすぐ次の曲となる「PICKING UP THE PIECES」も、ポップさでは「LOVE'S CRASHING WAVES」に負けていません。歌詞の面ではむしろ「焼け落ちた愛のかけらを拾い集めて、いつかまた…」というテーマなので、ポップソングとしても正統的なわかりやすさと言えるでしょう。でも、この火事で燃えてしまった愛というのが、直前に活動停止に至ったスクィーズというバンドのメタファーってことはないかなあ、とつい深読みしてしまう癖がついてしまいました(笑)。

タイコウチ


「愛のかけらを拾い集めて」

牢獄に入れられて もう言葉も出ない
一生涙を流して暮らす終身刑
彼女はぼくのことを嫌うともう心に決めている
ぼくはただ煙が消え去るのを待っている
そうすれば火事の損傷を確かめられるから
ぼくたちふたりの愛を嵐のように焼きつくした炎
ぼくはその被害を確かめて
ふたりの愛をなんとか救い出したいんだ

ぼくは愛のかけらを拾い集めている
いつかまたまとめられるかもしれない

愛が暗闇からぼくを呼びもどす
救いを切実に求める耳元にささやきかける
彼女は薄情にも もうぼくに見向きもしない
ただ煙の消え去るのを待っている
そうすれば彼女も火事の被害を確かめられるから
ぼくたちふたりの愛を嵐のように焼きつくした炎
彼女はその被害を確かめて
ふたりの愛をなんとか救い出してくれるはず

彼女は愛のかけらを拾い集めて
そしてまた手放してしまうのか

燃え上がる想いが愛に変わるのに
マッチはいらない
燃えさかる愛の火を消してしまうのも簡単なこと

愛のかけらを拾い集めて
そしてまた手放してしまうのか
愛のかけらを拾い集めて
いつかまたまとめられるかもしれない

(訳:タイコウチ)