2009年6月9日火曜日

RELENTLESS PURSUIT

この曲は、ドラムのサイモン・ハンソンとグレンの共作で、クレジットではサイモンが先に来ているので、おそらくサイモンの作詞で、グレンが作曲という組み合わせなのではないでしょうか。

ビーチボーイズ風の明るくポップなコーラスで始まるこの曲ですが、タイトルにもなっている「飽くなき探求」(relentless pursuit)とは、人間がお金(経済性)ばかりを追い求めることのメタファーのようで、あまり明るい内容の歌ではありません。この曲に限らず、このアルバムでのメンバーとの共作曲は、曲調のイメージと歌詞の内容に、良くも悪くもギャップが感じられて、なんだか不思議な感じがします。

タイコウチ


「飽くなき探求」

たったひとりの招待客のためにパーティーを開く
飽くなき探求、昔は楽しめたんだけど
いったい何がきっかけでこんなことになったのか
飽くなき探求、あんなに夢中だったのに
忍び足で問題を避けることばかり考えている
いつもあやふやなままで
ぼくの善意の預金は危機的な残額だけど
それは他のだれのせいでもない

きみにはいわゆる摩訶不思議な魅力がある
ただの水をワインに変えてしまう
ふたりの愛情と信頼の関係ではきみが上手
そしてあとはもう時間の問題

ハロー、ハロー、誰が戻ってきたのかな
飽くなき探求、古くからのぼくの親友
思いつきはたくさんあるが、ひとつもまともなものがない
飽くなき探究、決して手に入らない聖杯
木を揺らせば上から落ちてくるものなのかな
どうすれば真実を知ることができるだろう
ぼくたちはここで何を手に入れたのか
つかのまの喜びも新たな日々の雑用になってしまった

景気、不景気と大騒ぎしてもしょうがない
どうせみんなくたばってしまうのだから

誰もが元気でやっている

そしてあとはもう時間の問題

(訳:タイコウチ)